キレキレのラジオ体操で筋肉痛になった話

先週、小学校の運動会がありました。
息子が開会式の準備体操(ラジオ体操)で、代表として前に出ることになり、一週間前から自宅でせっせと練習しました。
PCにラジオ体操の動画を再生させ、親子で向き合い、いち、にっ、さん、しっ…。
「腕は横にまっすぐ、左右にピンと引っ張られるように…、手は卵を軽く握るつもりで…、そこは腕をななめ45度に…」
息子の動きに、私が細かくチェックを入れました。
アドバイスを素直に受け入れたおかけで、息子の動きはどんどんキレキレに!
そして本番ではビシッと決めてくれました(^^)
【厳しかった、ラジオ体操の指導】
私は、昔通っていた小学校で、ラジオ体操をスパルタ式に叩き込まれました。
夏休みが開けるとすぐに運動会の練習が始まるのですが、その中で一番時間を多く割かれていたのが、なぜかラジオ体操。
めっちゃ怖い先生がいて、児童一人ひとりの腕に分度器をあて、「この角度に上げなさい」。
ダラダラしていると、カッカッカッとやって来てビシバシっ!(←いまの時代じゃ考えられませんね)
児童たちの飛び散る汗と先生のシゴキ(体罰はいけません)の賜物で、本番ではどこかの軍隊のように、一糸乱れぬ美しいラジオ体操が出来上がっていました。
6年間この繰り返しだったので、すっかり体に刷り込まれちゃって、あの曲が流れると反射的に体がキレキレに動き出します♪
(昔勤めていた会社で毎朝ラジオ体操があり、「愛梨さんの動きキレイ~」とよく褒められました)
当時は厳し過ぎて本当にイヤだったけど、NHKの体操のお姉さんと同じ動作を身につけることができたので、その点は良かったなと思います。
【完成度が高い、究極の全身運動】
今回、久しぶりにまともにラジオ体操をしたら、練習開始の翌日に全身が筋肉痛になりました(汗)
特に、腹筋、ウエスト、腕が。
(あれ?子供のころは何とも無かったのに…。運動不足過ぎ?それとも老化?)
ちょっと焦りましたが、普段から運動をよくしている息子も
「お母さん、体が痛い…」
練習2日目は、二人で
「イタタっ!…おっ、おなかが…!」
と痛い声を上げながら体操しました。
5日目くらいから筋肉痛がほとんど無くなって、体操がラクに♪
息子いわく
「夏休みの間、毎朝ラジオ体操をやっていたころは適当に動いていたから何も感じなかったけど、真剣にやるとすごくいい運動になるんだね」
そうなんです、ラジオ体操は適当にやるのと真剣にやるのとでは結果に雲泥の差が出るのです。
究極の全身運動なのだから、ダラダラやるのはもったいなさ過ぎます。
ラジオ体操(第1)は3分少々のとても短い体操なのに、この短時間に全身を使う動きがギュギュッと凝縮されています。
速い動きやストレッチをうまく組み合わせた13の動作で構成されていて、 約400種類ある全身の筋肉をまんべんなく動かせるようにできているそうです。
さらにすごいのは、短時間にこれだけ筋肉を動かす体操なのに、幼稚園児からおじいちゃんおばあちゃんまでラクラクできるってこと。
苦痛感はまったく無く、リズムに乗って楽しみながらできますしね。
まさに、計算され尽くした、極上のエクササイズ。
…と言っても過言ではないでしょ?
巷にエクササイズ関連の書籍やDVDは山ほど溢れているけど、ラジオ体操も負けていませんよ(^^)
【アメリカ空軍も取り入れたい!?】
この素晴らしい国民的体操の歴史を知りたくなり、ネットでさくっと調べてみました。
ラジオ体操は戦前からあったそうです。
大正時代、お役所が保険事業の視察で海外へ。
↓
そこでラジオを用いた体操事業を紹介される。
↓
昭和2年、
日本人の体格向上のため、国民すべてが行うべき運動として、「老若男女を問わず」「誰にでも平易にできる」「内でも外でも、いかなる場所でもできる」「多少趣味的な」体操の開発を提唱。
…ここからラジオ体操が出来上がったけれど、当時のものは動作が複雑な上に難しく、ほとんど国民に浸透しなかったそうです。
現在のラジオ体操が作られたのは戦後になってから。
作った方は、ベルリンオリンピック日本代表選手の遠山喜一郎さん(茨城県出身)。
遠山さんの体操理論は「一度動き出したら、音楽に乗って最後までやりきれるものでなくてはならない」。
ラジオ体操を作成するときも、動きの「つなぎ」とリズムの「流れ」に重点を置いたそうです。
そして、昭和26(1951)年5月、ラジオ体操の放送が開始。
出来映えがあまりにも素晴らしく、アメリカ空軍の大佐から「自分たちの基地でも取り入れたい」と申し入れがあったという逸話が残されています。
※茨城県HPから引用させていただきました。
詳しくはこちら(↓)をどうぞ。とっても分かりやすいです。
「いばらきものしり博士」
遠山さん、素晴らしい体操を作ってくれてありがとう♪と感謝したくなります(^^)
【ウォーキング以上の効果】
では、具体的にどんな効果があるのでしょうか。
ラジオ体操は、有酸素運動、筋トレ、ストレッチ、バランス運動が総合的にできる内容になっていて、正しく行うと速めのウォーキング以上の運動効果があるそうです。
全身の血液やリンパの循環が促進され、新陳代謝も良くなり、老廃物が体外に排泄されやすくなります。
↓
痩せやすい体づくりや、冷え・むくみの解消に♪
さらにラジオ体操には、美脚や小尻になる、二の腕が引き締まる、バストアップするといった効果が期待できる動きもたくさん含まれています。
この本流行りましたね。
DVD付き もっとスゴイ! 大人のラジオ体操 決定版 (講談社の実用BOOK)
私は買っていませんが、正しい動きを確認するのに1冊あれば便利なんじゃないかと思います。
DVDも付いていますし。
レビューがかなりの高評価ですね。
私のように「筋肉痛になった」と言う方がちらほらいて、なんだか安心しました(^^)
私のおすすめの動き方は、
(1)全てを通して姿勢をのばす。
頭から糸でピンと吊り下げられたように意識して、おなかに力を入れてお尻を締める。
(2)両手を左右に伸ばすときは、肩甲骨を動かすように意識して、二の腕にも力を入れるよう意識する。
(肩甲骨を動かすことは大事!)
(3)かかとをくっつけてきちんと上げ下げする。
(お尻を締めて、ヒップアップ効果を狙って♪)
(4)ウエストをひねる動作は、下半身を安定させて、ウエストから上をリズム良くしっかりひねる。
(ウエストを細く♪)
あと、これは小学校のときに先生から指導されたことですが…
両手を伸ばして下から上へグルーッと回す動作のときは、
「雑巾がけをしているつもりでやりなさい。
まず低い机を拭いて、次に天井を見上げながら天井を雑巾で拭くつもりで」
この教えが頭から離れず、体操のときにいつも雑巾がけをしている気分になります(笑)
運動会は終わりましたが、息子がすっかりラジオ体操にハマり、毎朝「一緒にやろうよ」と起こされています(^^;
第一だけでは物足りなくなってきたので、第二も合わせてやろうと言っています♪
いつもこの動画を見ています(↓)
http://www.youtube.com/watch?v=b4SH_lap4ag
【おまけ】
元宝塚宙組トップスターの大和悠河さんもラジオ体操を日課に取り入れているとか。
8月25日に放送された『人生が変わる1分間の深イイ話×月曜から夜ふかし合体SP』にて、華麗な生活ぶりを特集されていました。
you tube動画
(↑)15分間の動画中、再生後7分あたりで、悠河さんがザルツブルグの高級ホテル内でラジオ体操をしています。
キレッキレの美しい動きは必見!さすがですね~(^^)
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